双子の出産と、退院までの入院生活をレポート(帝王切開/母子同室の場合)
双子妊娠では、何もトラブルが無く順調にいけば、37週で帝王切開になることが多いです。
やっと双子ちゃんに会えるという喜びと、
大きなお腹から解放される安堵感、手術の漠然とした恐怖で不安な気持ちのママさんに、
入院生活のざっくりとしたイメージを持ってもらうために帝王切開後、退院までの生活の流れをお伝えしていきます。
こちらは、パンダママが出産した地域の総合病院での場合となります
退院までのスケジュールは病院によって様々です。
出産前日スケジュール
病室にて手術前後のスケジュールの説明を受ける。
助産師さんが心音を探すのに悪戦苦闘する
大きなお腹。2人分の心音探しはかなり難しいもようです。
剃る剃らないは、病院や担当医の方針によって様々なようです。
仕方がないことですが、結構ショックでした。
総合病院なので期待はしていませんでしたが、
かなり質素な食事でした。
経口補水液1リットル分を渡され、翌朝10時までに絶対に飲み切るように指示される。
出産日 当日スケジュール
今後丸2日間お風呂に行けないので、最後のシャワーです。
今回も双子の心音探しにかなり手こずる助産師さん。何も手伝えなくてごめんなさい。。。
パンダママが出産したのはコロナ禍だったので、面会禁止だったのですが、ご厚意で少しだけ会わせてもらいました。
その後、手術用のガウンに着替え、浮腫み防止の弾性ストッキングを履きます。
手術室に入ってから、約30分後に第一子誕生。
その1分後に、第二子誕生。
夫は、きれいに洗ってもらった双子と一足先に面会。
それぞれ10秒程度だったみたいですが、写真は撮れたようです!
双子はともに、体重がギリギリ2000g以上あったので、NICUを免れました。
タイミングを見て助産師さんが双子を連れてきてくださり、両手に花で、親子3人の写真を撮ってもらいました。
お腹を切った痛みか、後陣痛かは分からないけれど、だんだん痛みが増してきました。
大きくなった子宮を小さくする為に2時間置きに助産師さんが来て、お腹に体重をかけて押されます。それがとてつもなく激痛でした!
出産1日後
朝、助産師さんに付き添われながら、点滴スタンドを杖代わりにして、歩行練習をします。
翌日は、お昼ご飯から、お粥にやわらかい煮物などの食事が出ました。
術後翌日なので、双子は、助産師さんが預かってくれ、授乳の時だけ順番に連れてきてもらえます。
痛み止めはロキソニンが処方されましたが、
薬の痛み止めがあまり効かなかたので、ほんの少し動くのも辛く、特にベッドから起き上がる度に、うめき声をあげていました(笑)
病院によっては背中に痛み止め装置をつけてもらい、スイッチ一つで注入されるタイプのものもあるようです。
双子の場合、院内での便宜上、第一子と第二子に呼び名がありました。
パンダママが出産した病院では、
第一子は「いちこちゃん」
第二子は「にこちゃん」
と可愛いあだ名で呼ばれていましたよ。
病院によって、いろんな呼び方があるようなので、面白いです!
出産2日後
双子の出産体重が2000g以上の場合は、母子同室がはじまります。
同室初日は、赤ちゃん1人からはじめ、
もう1人は保育室で預かってもらっていました。
タイミングをみて双子を交代する形となります。
3時間毎に、母乳を30分かけて授乳し、
その後、追加のミルクをあげる流れです。
この頃は、授乳量よりも、ウンチで出ていく方が上回るので、赤ちゃんの体重は少し減ります。
入院中は、朝8時〜10時まで、沐浴と体重チェックの為、赤ちゃんは保育室に預けるかたちになります。
その2時間だけは母一人の時間になるので、少しゆっくりできました。
出産3日後〜5日後
本格的な双子の母子同室がはじまりました。
小さく産まれた双子はどちらも吸い付く力が弱かったので、
授乳(母乳+ミルク)だけで1人1時間以上かかりました。
哺乳瓶を咥えたまま寝てしまうので、何度も起こして咥えさせていましたが、それでも双子の体重は思うように増えませんでした。
助産師さんからは「もっと、たくさんミルクをあげて!」と言われてしまい、3時間間隔がどんどん繋がっていきい、かなり追い詰められた入院期間でした。
この間にも、沐浴指導、調乳指導、毎日の母乳の出の確認やマッサージ、DVDでの育児指導などがありました。
赤ちゃんは、先天性代謝異常の検査や、聴覚などの検査もこの期間に受けます。
授乳で、1日のほとんどの時間を座って過ごしていたので、足の血液が上っていかず、ひどい浮腫みにも悩まされました〜
出産6日後
この頃には、痛みもかなり和らぎ、動くのもさほど苦にならない程度の痛みになってきました。
助産師さんが、授乳で辛そうな私を見兼ねて、
母乳を一度搾乳して、哺乳瓶であげるように方向転換してくださったことと、単純に慣れてきたのもあり、双子の育児に少しだけ余裕が出てきたのもこの時期です。
退院前日になるので抜糸を受けます。
出産7日後 退院日
退院日です。
最後に、医師から退院前の母体診察を受け、問題なければ退院です。
なお、双子の体重が順調に増えていなければ、子供だけ入院延長になるのですが、ぎりぎりOKをもらえて、なんとか親子3人で退院できました。
夫に支払いや退院手続きをしてもらい、助産師さんに挨拶をして、晴れて帰宅です。
入院時のアドバイス
- 可能なら個室
金銭的な問題もあるかとは思いますが、
悩まれているなら、絶対に個室をオススメします!
大部屋の場合、物理的に赤ちゃん二人が寝ているベッドを並べると、ベットだけでギチギチ。
起き上がる為に必要なスペースがなくなります。
また、大部屋だと、2倍となる赤ちゃんの泣き声で周りに気を使ってしまいます。
自由に明かりを灯せる点も、個室で良かったと思っています。 - パジャマはレンタルする
パンダママはレンタル料金をうかせる為に、パジャマは病院のコインランドリーで洗う予定をしていました。
しかし、そんな時間はなかったです!
コインランドリーに行っている時間があるなら、少しでも寝たい。。。
途中からレンタルに切り替えてもらい、毎朝きれいなものを持ってきて頂けたので、ストレスフリーでした! - 持ち込む食品は最小限に
パンダママの出産時は、コロナ禍で面会禁止だったことと、その病院の食事が質素だと噂できいていたので、
ゼリーや飲み物、おやつなど、いろんなものを持ち込んでしまったんです(笑)
でも、優雅におやつタイムを楽しんでいる暇などなく、ほとんど無駄にしてしまいました。
そもそも、お腹が痛すぎて、冷蔵庫を開けに行くことすら簡単ではなかったです。 - 我慢し過ぎず、辛い時は助産師さんに話を聞いてもらう
出産後は、後陣痛の痛さや、睡眠不足、ふたつの命を背負う重圧で、泣きたくなるほど辛くなってしまうかもしれません。
ですが、痛い時は痛いと弱音は吐いていいし、睡眠が取れなくて辛い時は、「預かってほしい」とお願いしたっていいんです。
双子の育児は退院してからが本番です。
母がボロボロでは、これからの生活を乗り越えられません。
助産師さんに話を聞いてもらい、甘えられるところは甘えてしまいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
双子の出産入院は、母子同室か、そうでないか、でかなり大変さが違うと思います。
赤ちゃんをたくさん預かってもらえる病院であれば、母体の治癒を優先して、助産師さんにたくさん甘えてしまった方が絶対いいです!
これからはじまる双子ちゃんとの生活の第一歩!
少しでもより良いものにして下さい!
今回は、パンダママが出産した病院での入院中の生活をお伝えさせていただきました。